市役所試験対策の勉強方法として、通信講座を利用しようと考えている人もいると思います。独学でやるならペースメーカーとしてというより、まとまった教材をこなすことができるので、教材選びに頭を使わなくて良いというメリットがあります。
市販の本はどれを選ぼうか迷ってしまいますからね。経済学はこちらがオススメですけど。
でも公務員試験対策として、市役所対策コースというレベルのものは選ばない方がいいと考えています。
市役所が目標でも、もっと上を目指して勉強するべき
公務員試験対策の通信講座を受講するならば、市役所試験対策講座というようなコースで十分だと考えている人も多いと思います。
確かに試験問題のレベルとしてはそれでいいとは思います。
しかし、個人的にはもっと上のコース、大げさに言えば国家公務員のキャリア向けの対策講座(総合職)で勉強すべきだとも思っています。
ただこれだと、かなりレベルも違いますし試験の範囲も多少ズレてくるところもあると思いますので、実際のところは国家公務員の一般職や県庁、地方上級といったところを目標にした通信講座を受講すべきです。
これは市役所試験の受験の時に、試験問題に対するアドバンテージを持っておくためです。
もちろん試験問題のレベルは多少上がると思います。でもそれはまったく理解出来ないというほどのものではありません。
大学受験を経験していた人であるなら、センター試験と志望大学の試験との難易度に差があるのはわかりますよね。別に難関校ではなくても、問題にはレベルの差があったはずです。
その感覚からすればセンター試験はどちらかというと簡単な問題であったと思います。志望大学受験の勉強をしていた人にとってはセンター試験の問題は自分を圧迫するような印象はなかったですよね。試験の方式に慣れる必要はあったと思いますが、試験対策としては大学入試の問題が中心だったはずです。
そういう意味でも公務員試験についても、上の行政区域の試験対策の勉強をすべきだと考えています。
試験範囲の狭い自治体のみを受験するなら
もちろん、無駄な勉強をしても仕方がないです。教養試験しか筆記試験の無い自治体の採用試験もあります。小さな市町村役場ではそういう試験が多いのではないでしょうか。
そういう自治体のみを受験するのであれば、それにあった通信講座を受講しても問題ないですね。
ただ、そのレベルになると、特に通信講座でなく、大学受験の復習で十分のような気もするのですけどね。
複数の自治体を受験することも念頭に入れておこう!
公務員試験を受験しようとしているあなたは、一つの役所だけ受験するつもりでしょうか?
もしそうなら、そして、もしそれが市役所ということなら、市役所試験対策講座で良いとは思います。
ですが、他の自治体、市役所だけでなく、都道府県庁や国家公務員も試験日程に問題なければ受験すると思うのですが、いかがでしょうか? 日程が重なっていることも多いですが、受験時期が違う自治体もあるので、併願は可能なところもあるのです。
試験問題が簡単に見えてくる
もし、そういう公務員試験の併願を考えているならば、通信講座は上のレベルのものを受講すべきです。第1志望が市役所であってもです。そうすれば、市役所の試験の時の問題を見た時、難易度的にとても気楽な気分で受験することができるはずです。
私自身も国家公務員試験の特別職の問題も意識的に見ていました。そういうことをやっていて公務員試験を受けた時の感想としては「市役所の試験問題って簡単!」というものでしたよ。
本当に試験問題の難易度の差はあります。
公務員になる可能性を高めることと、試験に余裕を持てるという意味で、チョイ上の通信講座の利用をオススメします。