元小役人の囁き

検察庁法改正案の騒動で感じたこと - 法案とは無関係なことで思い出したこと

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検察庁法改正案について、ツイッターで騒動になっていましたね。芸能人も絡んでツイートのトレンドが数百万とかどうとか。

全く興味がありませんし、空気感としてトレンドがスパム的に作られたものと直感的に感じるし、ツイッター社も該当するツイートを削除してるのでスパム判定されるような迷惑行為のツイートが多かったということでしょう。

あれだけの数のツイートの削除ですから、人的作業での削除では無いでしょう。いわゆるディープラーニングを使った判定とか、IPアドレスからの連続投稿の監視、ツイート文の言語分析など、いろいろな手法によるものでしょうね。

改正法案反対運動で思ったこと

なんだか、三権分立が脅かされるとか言ってるみたいですけど、検察庁の黒川氏を定年延長の人事で優遇するための法案だとかいう批判のようですね。

でも、三権分立って裁判所と内閣と国会の関係で、そもそも法律に関してどう向き合ってチェックしてるかというもののはず。それに関しては人事は関係無いよなって思います。それに、今回の法案の定年延長には施行時の年齢では無関係だそうですし。

何だか、突っつくところが違うでは無いですか。ただの政権批判へのこじつけの騒動のようですね。

もちろん、黒川氏の人事が本当にだとうなのかの議論は必要だと思いますよ。

でも、黒川氏はダメで、その対抗馬と言われていた林氏ではいいというのなら、それも意味がわかりません。

でも、ぶっちゃけ、人事って普通はそんなもんなんじゃ無いですかね?

私のいた自治体の人事で思い出したこと

人事って、全く公平に行われているなんて考えている人っているのでしょうか?

民間だろうと公務員だろうと、人事はやっぱり恣意的なところってあると思いますよ。

私のいた自治体の首長が選挙で変わった時、部長人事は結構変わりましたよ。「本来なら流れ的にはあの人があの部長だと思ったけど、こっちの人がなったか。派閥違うしな」みたいな話は裏ではよくされていました。

なんか嫌な組織だな、と思った瞬間でもあったし、やっぱりそういうものなのだろうなとも感じました。

そういう幹部の人事に限らず、一般の人事でもそういうチョイスを感じるものもありましたが、まあ、一般の人事はそれぞれの部署のトップ同士が、裏で取り合いをしての結果でしょう。だから、ちょっと問題は違うとも思いますが。私はそういうのには無関係な存在でしたけどねw

私のいた自治体で起こった不当な?定年延長問題?

私のいた自治体でも、通例と違った定年延長問題があったのです。

いや、別に問題になって騒動になったわけではありませんけどね。「え?何で?」って誰もが裏で思ってたことなんです。

それは、臨時のアルバイトの問題なのです。

臨時のアルバイトは、私のいた自治体では2年が任期でした。2年で契約は終わりなのです。人事的な制度のことは詳しく知ら無いのですが、アルバイトは半年くらいが任期の規程というようなものがあります。そこで一回契約が切れて、再度新たに契約して最大2年の任期、みたいな運用をしていたと思います。このあたりの取り扱いは、自治体によって違うようですけども。

とりあえず私のいたところは臨時のアルバイトは2年です。例外なく、私の知るアルバイト職員は、2年で終わっていました。

でも、ある部署のアルバイトだけ、それを超えて連続的に働いていたんですよね。

「何であの子だけ何年も働いてるの?」

そう思った同僚はたくさんいましたよ。もちろん世間話的にですけどね。

これは必要な人材だからということで雇用が延長されているということだったようです。

でも、私たちは「かわいいから、そこの部署の人がお気に入りだからでしょ」とか思ったりしてましたけどもね。

ただ、何であの子だけ?って引っかかるものはどうしてもありましたね。

最後に

公務員の人事なんて、そういうものなんじゃないですかね? 普通のことでしょ。

そのように、今回の検察庁法改正案に反対するツイッターの騒動で思いました。

一般の人がよくわからずに思うのは仕方ない面もあると思いますが、国会議員が一体なにを騒いてるんだと思いました。あんたらよくわかってることでしょうに。

まあ、実際は裏ではいろいろあったんでしょうけどね。政権側の横暴もあれば、検察側の横暴もあったり。それがどう法案に関係してるのかは、さっぱりわかりませんし、そんなのがはっきりわかるような法案にすることも無いでしょう。よくわからん世界です。

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