今はアベノミクスの効果で一般企業の就職環境がいいですから、公務員試験は相対的に競争率は下がっていると考える方がいいでしょうね。
でも、採用人数が財政事情で絞られるとそうでも無いのかもしてませんが。
人手不足と言われている就職環境ですから、おそらく公務員の臨時職員採用やアルバイトに応募する人は、今は少ないのではないかと思います。
この公務員の臨時職員やアルバイト。オススメしません。なぜなら潰しが効かないイメージが強いからです。
市役所のアルバイト採用ってあるの?
そもそも市役所などでアルバイトの採用があるということ自体頭に無いって人も多いと思います。
私も、市役所に勤めてはじめてアルバイトがいるということを知りました。
雇用形態もちょっといろいろあったりして、私自身はそれを担当していた訳では無いので、細かいことは知らないのですが、いわゆる臨時職員という形が多いですね。
法律で確か決められていて、約半年毎の更新という形になっているはずです。ただ、これ、自治体によって扱いが違ったりするんです。半年で打ち切りで更新無しであったり、2年であったり。だいたい2年くらいが多いのでは無いかと思います。
でも、業務内容によっては、延々と更新する人もいたりします。
また、通常、2年で切られる職場なのに、たまたま評判がいいというか、可愛いこだったりして気に入られて3年やってる人もいましたね。
あるいは、2年で切られるのですけど、それは形式的に切られているだけで、別の部署のアルバイトで採用されてるって場合もあったりします。
何なのだ? この仕組みは? とよく思ったものです。確か、地方公務員法か何かに規定があるんですけどね。例外規定ってやつですか?
仕事の内容の大変さは部署にもよる
アルバイトや臨時職員の人の仕事は、基本的に楽な部類だとは思います。補助的なものや雑用が多いですから。出先機関の臨時職員なら本庁との連絡要員だったり、気楽なものが多いでしょう。
ただ、窓口などはちょっと大変だと思いますね。
住民票などの窓口などはおそらく一番お客さんが多いところでしょうから、対応にてんやわんやする場面も多いでしょう。
他の部署はほとんどはのんびりしたものです。いわゆるお茶くみ、コピー取り的なものや、書類を分類して綴じたりと、ほんとに事務補助です。公務員試験を受けて採用されてる訳では無いので、主だったことがやれないのもあると思います。
ただ、疑問にも思ったりするんですよね。先ほどの忙しいであろう住民票の係などですが、確かに仕事自体は機械的なものだと思います。でも、住民票や戸籍って個人情報を目にしちゃうところですからね。それをアルバイトがやる乗ってどうかなと思うんですよ。
というか、私が勤めはじめた頃は、そういう公務員としての資格的な考えがあって、職員でなければ住民票は扱えないみたいな配置だったんですよ。
でも財政支出削減とかで退職人員をあまり補充しなくなった頃から、アルバイトがそういう仕事もしはじめて、いったい公務員の役割って何なのだ?とか思ったりもしました。
他の自治体では外部の派遣社員なんかも窓口で使ってたりしますからね。守秘義務の契約を結べばいいということなのでしょうかね。この何とでもなるような雰囲気、納得が行かないことが多いです。
臨時職員採用やアルバイトをオススメしない理由
さて、話が長くなりましたが、臨時職員採用やアルバイトをオススメしない理由について述べてみましょう。
それはもうこれまで書いたことでわかる人も多いとは思いますけど、契約が切れたあとにどこかえ就職する場合、一般企業の採用担当の人の印象は公務員のアルバイトという経歴は結構悪いみたいなんですよね。
実際、面接でコピーやお茶くみ程度しかしていないと思われたという元アルバイトの人の話も聞きました。それに、市役所の仕事とはどんなものか、民間の企業の人にはイメージが掴めないものが多いので、やってきた仕事の説明をしても、わかってもらえないことが多くて全く面接のポイントを稼げないということもあるようです。質問に答えても、「へぇなるほどー(棒)」って感じだそうです。
ですので、アルバイトなどは一般の企業でやる方がいいのでは無いかと思ったりします。面白い話のネタになるようなアルバイトを探した方がいいかもしれませんね。
ほんと、潰しがきかない面が多いんですよ。公務員を辞めた私もそうですからね。潰しが効きません。結構そういう面では大変です。気楽ですけども。まあ、キャリア官僚なんかは天下りなんでしょうけどね。この天下りって、逆に仕事の潰しが効かないことの裏返しでもありますね。
あと、その勤めている市役所の公務員試験を受験するという場合ですが、少しはコネ的効果はあるかもしれません。実際、アルバイトしていたという私の同期もいましたので。ただ、どこまで効果があるのかは不明です。アルバイトでの評判が悪ければ難しくなるでしょうし、実際不合格の人もいましたからね。まあ、面接までいけば少しは他の人よりも精神的には余裕はできるでしょう。
婿さん探しのメリット?
よく言われるのが、結婚相手探しのためにアルバイトするというものがあります。相手は公務員ですからね。生活安定。身分は保証されてる。そういう期待も持って入ってくる人もゼロでは無いと思います。
見ていると、若い女の子のアルバイトは職員から人気がありますし、大切にされますからね。現実にアルバイトと結婚している市役所職員を何人も見たことはありますよ。
でもね、そこに若い職員、結婚相手にふさわしい年齢の人がいるとは限らないのが難点でもありますよ。
私の若い頃、可愛いアルバイトでもいれば、ちょっとした恋のアバンチュールなどもあるかとは思ったのですが、決まってアルバイトのいない部署ばかりだったんですよね。そうこうしているうちに年数が経過し、そういう楽しみは過ぎ去りました。主婦のアルバイトさんも多くなりまして、時代が変わったな…とか思ったりもしましたよ。
終わりに
市役所の臨時採用やアルバイトは、オススメしないと書きました。
これは、これからの時代を生きていく若い人に対してです。
主婦の方には市役所のアルバイトなどは、逆にオススメだと思います。結構時間も融通が効きますし、子育て世代の人にはバッチリだとも思いますね。
それに、私の感覚でも主婦のアルバイトの人、結構役に立っていたという印象ばかりです。
ちなみに年収は150万くらいじゃ無いかな? ズレはあると思いますが、そんな雰囲気です。
元市役所職員の独断と偏見の話でした。