市役所に入りたい! 公務員試験の勉強の準備をしよう!
そう思ったら、とりあえずは本屋さんに足を運んで、公務員試験対策の問題集を見てみようと思う人も多いはずです。
どんな問題が出るのか? 自分でも解けるようなレベルの問題だろうか? どんな科目があるのだろうか?
そんなことを考えながら、本屋で何冊が問題集をペラペラめくったりするのでしょう。
1冊で公務員試験対策が間に合う問題集?
時々、1冊の問題集で公務員試験対策をはじめようとする人もいるのでは無いでしょうか。けっこういると思うんですよ。
ここで具体例を出すのは遠慮しておきますが、「公務員試験はこの1冊で全科目完全攻略!」みたいな1冊にまとめられた総合問題集ですね。イメージは掴めますよね。
こういう問題集で公務員試験に合格することは絶対に無理だと思います。こういった問題集は公務員試験の出題範囲を体系的にカヴァーされた内容とは思えませんからね。おそらく、過去数年分の試験問題や模擬試験の問題をまとめたレベルのものでしかありません。
この問題集は、ある程度出題の科目毎に別れた問題集や参考書で勉強をしたあとで、知識の定着を試す意味で使うべきでしょう。自宅模擬試験みたいな感覚ですね。
でも、こういった1冊完結の問題集は使う必要ないと思います。
高校の入試や大学の入試だって、1冊で全科目対策できるなんて勉強の仕方はしませんよね。
それと同じです。
公務員試験と一般企業の教養試験とは違う
おそらく、こういう問題集を買ってる人は公務員試験についてはほとんど対策してない人で、学生であれば一般の企業への就職活動を中心にしている人だと思います。
試しに公務員試験を受験してみたというくらいの意識の人なのではないかと思います。地元の市役所試験だからとか、親が言うからなどの理由で公務員試験の願書を出してみて、直前になって勉強したというレベルだと思います。
一般企業の就職試験で行われる教養問題などはそれでも間に合うものもあるかもしれませんけどね。
そもそもどんな問題が出るかわからないですから対策のしようがないですし、ペーパー試験で採用の合否が全て決まる会社というものはまず聞いたことがありません。
公務員試験対策は科目毎に対策しよう
公務員試験の参考書や問題集は、科目ごとに別れたものを使うのがベストです。特に専門科目は教科毎に揃えて、解説が豊富で体系的にまとまった構成のものを使いましょう。
教養科目に関しては専門科目の勉強をしていればかなりの分野をカヴァーできるので、1冊にまとまったようなものでもいいかもしれません。高校時代に使った教科書や受験参考書が手元に残っているなら、それを確認するのが一番教養試験に効くかもしれません。
公務員試験に限らずあらゆる資格試験などに共通して言えるのは、一般教養レベルの話というものは高校で学ぶ知識くらいだと考えればよいのではないでしょうか。
そんな中で、科目毎の勉強のメリハリをつけたり、捨てる科目を判断したりするべきでしょうね。