公務員試験では経済学をしっかりマスターするのが試験合格への近道だといのがここでの私の主張です。
ならば経済学をマスターすればいいのだなと意気込んで勉強してみたものの、何やら他の文系科目とは違う雰囲気を感じる人も多いはず。
経済学といえば、理論面での数学が出てくるんですよね。ここを連想する人もいるはずです。数学が出てきた瞬間に「アカン!辞めとこう」って公務員を目指すのを辞めたりする人もいるのでは無いでしょうか。
公務員試験の経済学の問題は、そんなに数学が必要になるのだろうか? ここで「数学」という言葉だけでアレルギーになってしまうのは、果たしていいのだろうか。
経済学を中心に勉強すべきというこのブログの主張からすると、数学というものは関門の一つになってしまうのでしょうか?
公務員試験の経済学問題での数学
結論から言いましょう。
市役所の公務員試験レベルなら、数学はまず必要ないレベルと言っていいかもしれません。
2次方程式くらいの計算はもちろんできないといけませんけど、高度な数学の処理をするような問題は、市役所の試験の経済学問題にはまず出ないでしょうね。
国家公務員のキャリアの試験なら必要です。特に経済職の試験は必要です。微分を使うこともあるでしょうし、計量経済学で統計分析なども必要になります。こちらはかなり真剣に本格的な数学の演習が必要になるのでやっておくべきです。
都道府県庁試験レベルでも基本的な数学的な処理の概念は必要でしょうね。ただ、計算問題を一度解いていればパターンとしてわかるレベルだと思いますので、しっかり整理していればマスターできるレベルだと思います。
実際、私が地元の県庁を受験した時は、コブ・ダグラス型の生産関数の問題が出たのを覚えています。概念として知らなければ「なんだこれ?」ということになりますから、経済学に出てくる式の形くらいは整理しておくべきでしょうね。
市役所レベルの公務員試験なら、まず数学らしさを感じる問題は無いでしょう。あっても、四則演算で出来る2次方程式レベルの計算です。ほぼ頭の中の知識で回答できるような問題ですし、数学っぽい問題としてもグラフや図解の読み取りに関わるものだったりするので、高校の数学の問題を解くようなプレッシャーはありません。
数学はどうする?
では経済学科目の数学対策はどうする?
市役所の公務員試験が目標だけなら、もう無視しちゃうってのもアリかもしれません。
市役所試験レベルなら、難しい経済数学の問題が出ても、受験者で解ける人は少ないと考えて気楽に望んでもいいと思うのです。そんなに真剣に勉強してる人は少ないかもしれませんし、出題数としても数学系の経済学は出ても少ないでしょう。
ですから、自分がどの公務員試験を受けるのか、併願するのかによって、経済数学の学習レベルが変わってくると思います。
キャリア官僚を目指していないのであれば、それほど真剣になる必要はないですが、県庁レベルでは多少出てくるので、どこまで勉強するのかの見定めは必要となるでしょうね。
YouTubeでも公務員試験レベルの経済数学は学べる
ただ、経済学は数学的に考えるととても理解しやすい面もあるので、こういった経済学のテーマに合わせた数学の書籍に目を通しておくのも一考だと思います。
石川秀樹『経済学と(経済学、ビジネスに必要な)数学がイッキにわかる!!』
これはYouTubeを使った解説動画もあるので、そちらを見てみるのもいいかもしれません。
この本の著者は、資格試験対策向けの経済学の本を他にも色々と出しています。
私は他の本をオススメしていますので混乱するかもしれませんが、参考までに示しておきます。私が奨めた本よりもこちらの方が全くの初心者には取り組み易いかもしれません。
ちなみにこちらもYouTubeで動画を使った解説があります。(ミクロ経済学、マクロ経済学)
まとめ
公務員志望なら経済学をマスターするのが合格への近道ですが、経済学は数学も関わってきます。
でも市役所試験レベルならそんなの恐るほどのことではありません。
対策をすることは大切ではありますが、混乱するだけなので、間違っても経済数学の専門書は手に取らないようにしましょう!(キャリア志望は除く)
もちろん、公務員試験の教養科目でも数学の問題は出るので、常識的な数学の問題は解けるようにしておく必要があるということはお忘れなく!
さて、次は何について書くかな?
元小役人はこう言った。