ひと昔前と違って、地方公務員などの採用説明会が地元企業の合同就職説明会が開催された時にブースを設けたりしているところも多くなってきたようですね。都道府県内の隣接した市町村が合同で採用説明会を開催したりもしているようです。
昔は、広報などに採用試験の募集要項などが発表されるだけでした。願書を郵送や直接入手するだけで、特に他の情報はありませんでした。
ところが今は、募集要項だけでなく、ちょっとしたパンフレットのようなものを作って、1年前に入庁した職員などの声を載せたりして地方公務員の魅力を知ってもらうと工夫してるところも多くなりました。
市役所も採用姿勢に工夫
合同就職説明会などを開催して、実際に先輩職員と会って、気軽に質問しあったりする機会も設けたりしているようですね。
地方公務員が募集しても応募が少ないというわけではなく、もっと広範な範囲から人材を募集しようという思いもあるのでしょう。
まあ、最近は大卒の就職率が抜群にいいので、公務員も優秀な人材を獲得しようとPRにつとめているのかもしれません。
採用説明会は出た方がいいのか?
この採用説明会ですが、公務員志望者は出てても出なくても当然合否に関係ありません。
それに、先輩職員との交流などがありますが、特に公務員の本音が聴けるわけでも無いと思いますよ。そういうところに駆り出される職員は、とりあえず公では無難なことしか言わない人が選ばれたり、人事課がよく知ってる人ばかりですからね。
よく、行政が行う事業などで役所が地元説明会を開催したりしますが、それは当たり障りのない説明会で、地元の人は十分納得できてはいないというニュースなどがよくながれますよね。あんな感じです。
特にスパイスが効いた公務員の情報が得られることはないでしょう。もちろん、険悪な交流というものにもなりませんが。
まあ、こういうイベントには、私みたいな跳ねっ返りの人間を採用すると困るってことでもあるので、本音をズバズバ言うような危ない職員を派遣することは無いのです。
採用説明会では本音は聞けないがメリットはある?
ですから、「ぶっちゃけどうなの?」って質問に答えてくれるような先輩職員はそこにはいないでしょう。
本音を聴くなら、知人などを頼った方が早いです。実情などを知りたければ絶対にそうです。
公務員試験の採用説明会に出てあえてメリットを挙げるとすれば、合格したあとの人脈ですかね。先輩職員との質問時間にそれなりに話をしていればその時の印象は案外覚えているもので、合格後に庁舎内で声をかけてくれたりするものです。
入庁してからの安心感という意味はちょっと大きいかもしれません。特に地元では無いところの公務員試験を受けるならばそう思いますね。私が辞めるちょっと前からは、市外、県外からも受験する人が増えてましたし、合格者も出ていました。
ただ私は、特に必要性を感じてはいませんが、気休めに参加してもいいかもしれませんね。試験方式が特殊なところは、試験内容について質問してみるのもいいと思います。