市役所職員の仕事と生活

転勤の無い地元の公務員になったのに遠方への勤務になって泣く?

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国家公務員のキャリアではなく地方公務員を目指す人は基本的に地元志向の人が多いと思います。

大学生が就職を考える時、地元に戻るなら地元の市役所や都道府県庁などを考えているのではないでしょうか。

自宅から通勤できるっていうのはやはり楽だと思いますよね。特に独身ならば尚更です。

それに自分が育った地域だと土地勘もあるので精神的にも楽なところがあると思います。

それに大手企業と違って転勤が無い・・・

いや、これは間違いです。

地方公務員も転勤はあるよ

転勤が無いと勘違いして公務員になると大きな思い違いをしますよ。

地方の自治体から東京の省庁へ2年ほど出向するようなこともありますが、それは一部のなぜか有能とみられた職員が対象だと思います。でもここで述べようとしていることは、そういう話ではないです。

地方自治体でも、出先機関に配属になった時に転勤の大変さを思い知らされるはずなのです。

もちろん小さな市役所であれば地域の広さは知れてますので、ほとんど苦にはならないと思います。出先機関であろうと、本庁であろうと、通勤方法が大きく変わったり、引っ越ししなきゃならないなんてことはまず無いでしょう。

広大な面積を持つ自治体の端から端を考えてみよう!

でも都道府県庁の出先期間となると、状況などうなるでしょうか?

地域の振興局とかありますよね?

あなたの住んでる都道府県は広いですか?

東西南北、出先機関の位置はどこにありますか?

通勤時間と通勤方法を考えたことありますか?

もちろん都道府県内から出るような転勤は、中央官庁への出向以外にはまず無いとは思いますが、自治体の管轄区域の出先機関への人事異動では距離感をかなり感じるあ地域もありますよね。

これを考えていなくて配属が決まった時に驚く人がいるんですよ。え? そんな遠くの地域に配属されるの? ってビックリすることもあるのです。まあ、こういう思いをするのは市役所よりも都道府県庁でしょうね。ただし、平成の大合併で市の面積が大きくなったところは、ちょっと負担が大きくなったと思っている職員もいるようです。

出先機関勤務があることも認識しておこう!

このように、転勤が無いから公務員が楽って考えは、ちょっとだけ修正したほうがいいと思いますね。特に新人の場合は、役所の組織や機関がどうなっているのかわからないことが多いので気にはしておいた方がいいでしょうね。ただ、新人が遠くの機関にいきなり配属されるかどうかはわかりませんけどね。

一方、職種によっては同じ部署にほぼ定年までずっといるってこともあるのが小さな市町村です。

これはこれで息苦しい思いもすることもあるので、自分はどんな生活を描いているのかよく考えて公務員を目指した方がいいかもしれません。住んでいるところと勤務先の距離を考慮してくれる人事異動もあるとは思いますけどね。

まあ、もし本庁が息苦しい職場だったら、遠くの出先機関はのんびりできていいなという考えもありますので、仕事というものはよくわからないものですよ。

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