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地方公務員の仕事や生活について、ここではいろいろ書いているわけですが、どちらかというと公務員の仕事の「なんだかなぁ……」という感じのおかしな側面を中心に書いてきたようにも思えます。
それに、公務員はお堅い仕事と言われるくらいですから、仕事に面白みがあるというものでも無いのはわかるのではないでしょうか。
それに、公務員は基本的に給料は平等。でも、その平等という仕組みが果たして公平に動いているのかと言うと、そうでも無いような気がします。
先輩職員や上司からの自分への評価なども、客観的と感じるわけではありません。なので役付への昇進や人事異動についても、管理職クラスの意図的と感じられたり適当だと感じられる動きが見え隠れすることもあります。
公務員は理不尽な組織だと感じることも多いと思います。
しっかり見てくれているなら救われる
そんな中でも、しっかりとやっている仕事を見てくれている人がいるというのは救いです。
信頼している上司などが他の人の意見とは無関係にしっかりとやっていることを見てくれて評価してさえしてくれていれば、周りの評価などどうでもいいと思えることもあります。
市民の話をしっかり聞く公務員は信頼される
他には、やはり地域の市民の人にしっかりと信頼される関係を築くことができた時は、すごくやりがいを感じることでもあります。
市役所には基本的に困った人が来ると考えた方がいいわけです。住民票などの手続きなどの機械的な作業の対応以外は、なにか相談したいことがあるからやってきます。
税金、保険、住宅、道路、福祉……
同じ人が頻繁にやってくることもあります。だいたいこの相談は無理難題が多いです。法律制度的にできないことを、だいたい要求してくるものが多いのです。
そんな困った人であってもしっかりと対応していると、違う部署でその困った人が苦情を持ってきたときなどには、かなりの武器になったりします。
信頼は理不尽なクレームも解消する
市役所側に落ち度がなく、制度的に市民の要求に応えられないことがある場合などに、市民が職員に対して大声をあげることなどがあります。
そんな時に、その市民の方としっかりとした信頼を得ていたなら、こちらから「なにかあったの?」と声をかけてあげると、不思議と市民の怒りが収まったりするんです。
だいたいそんな人は、「ああ、あんたがおってよかった!まあちょっと話を聞いてや」って感じで、今度は怒りを見せずに普通に会話をしてくれます。
そこでこちらも、「まあ、制度的に対応できないこともあるからなぁ」と困った表情で同じことを回答したとしても、そこで納得して帰ってもらえることって多いんですよね。
ただ安心を与えるのも公務員の役目
他には市民の人が市役所での手続きの段取りがわからなくて困ったりすることがあります。
最近、災害が多いですが、そんな時の罹災証明の発行や市からの援助制度の手続きなどがありますよね。不安で戸惑う市民の人って多いのです。
でも、そんな時にただ、信頼を置いている職員の顔を見るだけで、「ああ、あんたがいて安心したわ。これよくわからないからなぁ」と声をかけてくれたりします。その職員はその仕事について全く無関係だったとしてもです。
こういうことは、人として「生きてるってことだな、仕事がやくに立ってるな」と感じる一面でもありますね。
仕事のやり甲斐は評価ではなく心の栄養
こういう細かいところを上司が見ていて評価しているならいいのですけど、ま、ボンクラ上司も多いので、こういった出来事は仕事の評価上のポイントというよりも、自分の心の栄養にすることのほうが多いかもしれませんね。
つまらない公務員の仕事。
その中でいかにやりがいのようなものを見つけるか。どういう仕事でも同じかもしれませんが、とても大切だと思います。
私は、それでもやる気は無くしてしまいましたけどね(笑)