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勤労統計ミスのニュース。正しくやって欲しいけどもよくあることかもね

投稿日:2019年1月15日 更新日:

ここ最近、勤労統計のミスが話題ですね。ちょっと前は障害者の雇用者の数でも問題になりましたが、厚生労働省のミスが続いています。

厚生労働省は11日、賃金や労働時間の動向を把握する同省の「毎月勤労統計」の調査が不適切だった問題の調査結果を公表した。過去の失業給付や労災保険などの過少支給で、延べ約1973万人に、計約537・5億円の追加給付を行う。統計結果は失業給付などの算定根拠となっており、国庫負担分の積み増しのため、政府は平成31年度予算案の閣議決定をやり直す。

産経ニュース:勤労統計ミス、約537億円追加給付 厚労相が謝罪

ただ、野党はあまり政局のような話にはしない方がいいよなぁ。

野党は政府批判をするのはほどほどに

今回の問題、確かにダメなことです。厚生労働省、政府を批判するのは当然あって良いことでしょう。

政策に関わることですから、その統計データをもとにいろんな法案が作られたりするわけですから、その根拠となるデータにミスがあれば政策が適切なのかどうかわからなくなりますからね。

でも、そこで「安倍政権批判」だけに注力をもし野党がするなら、これまた馬鹿馬鹿しい国会になってしまいます。

こういった統計データは、長期に渡って積み上げられるものです。その批判する側の旧民主党政権時代も、その統計データを使ってやっていたわけで、「安倍政権」を理由に批判するのは全くの筋違いです。

これは行政全体の長年にわたる構造を問題にして、しっかり行政改革に繋げるべき話題だと思うので、ただの安倍政権批判だけに終始する野党であるならば、日本の為には全くなりません。

逆に、安倍政権が政策を色々推し進める形であったからこそ、データをしっかり見る機会が増え、こういう問題が表に出て来るようになったとも考えらえますよ。単なる安倍退陣を目的としての批判だけなら、全く国民生活の為になりません。

このあたりの問題の仕方は十分に注意して見ておく必要があります。

間違ったデータを長年使い続けていることはある!

この厚労省のごまかしは、財務省の文書改ざんも記憶に新しいことなので、ほんとに行革に繋げて欲しいものですよ。せっかくのチャンスなのに、そこに向かわない政治家の無能なところは相変わらずですよね。

ただ、統計データとか計算方法などは、ほんとに国民の方も気をつけないといけないこともあるんですよね。人間がやってることですから、ミスはあります。だから、そのミスしたこと自体はもう少し冷静に見てあげるべきだと思います。

気づいているのにごまかしていたというならば、そこはしっかり批判しないといけませんけども。

でも、この計算ミスというようなものって、国だけでなく、市町村でもよくあったりするんですよね。

税金の計算などで、式の端数の処理などがコンピュータのシステム設計時にミスがあったりするのが、長年放置されてるというようなことは、可能性としてあるんです。

そういったニュースって聞いたことがあるでしょう。遡って計算し直して、税金を取りすぎていて還付したりと行った話は何度が見たことがあります。

私のいた自治体でも、税金の計算が違うのではないかと内部的に議論してることがありました。その後どうなったのか知りませんが。

気づかずに、そのまま何年も同じミスを繰り返しているという可能性はほんとにあるんですよ。だから、税金なんかはきちんと見ておいた方がいいんですよね。法律改正があった時など、その時の変更時にミスがあったりするというようなこともあるんです。

ただ自治体にミスがあったとしても、不当にごまかしていない場合は、暖かく見守ってあげてください。その時点では担当者は全く自分がやっていなことで突如批判される立場になるのですから。それに、こういうミスの場合は自治体はキチンと対応してくれることがほとんどです。

ミスはなかなか見つからないけども…

こういうミスって、何が政策が動かないと見つからないことが多いんですよね。

政策が変わると、これまでの計算を見直したり、システムを改修したりするので、その時に初めて「あれ?」と思うようなことが発見されたりするのです。

何年も経過しているので、当時の担当者もどういう経緯でなったのかもわかりませんし、どこからミスになってしまったのかもわかりません。中には気づいていたけどそのままにしていたというダメなパターンもあるでしょう。

ですから、こういうミスの報道があるということは、逆に国民にとってはいいことだと思うんですよね。実際、今回の報道でもミスによる部分の追加給付とかがなされるわけです。

あとは、これからどうするのか?という点をしっかり作っていくべきなんですよね。そうするしかありません。

バカな野党のように、これを単に安倍政権批判だけに使っていては全く国民の為になりませんよ。

追記

どうもこのミス、報道などによると職員の資質によるところが大きい感じですね。

そもそも統計に詳しくない職員が仕事をしている。ま、これは専門的な訓練をしている人を雇用している訳ではないので当然でしょうね。あと、体制の人数なども関係しているのでしょう。

公務員って世間から不当に経費削減を求められるので、人的な不足などが補充されずにそのままなんとかやりくりしていているものの、チェックが甘くなってしまうことがあります。

職員の代わりにバイトにやらせるようになったというようなことは、私が勤めていた市役所でもありましたね。時代の流れだったようにも思えますが、不適切な人員配置じゃないかなとは責任のあり方から感じていましたけどね。

何か、どこかに無理な構造があったのかもしれませんね、今回の問題って。

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