これ、気づいていた人いるのでしょうか?
公文書って文書の読点を「、」ではなく「,」(コンマ)で作っているんですよね。
どれだけの人が意識して見てたのでしょうか、興味があります。いや、ありません。
半世紀以上使われているコンマのルール
どうもこの公文書のコンマのルールの見直しが検討されているようです。
公文書の読点に使われている「,」(コンマ)について、文化庁が見直しの検討を始めた。民間では広く「、」(テン)で記載されているが、中央省庁では1952年の通知に従い、コンマで書くようルール化されている。ただ、半世紀以上を経て、省庁でもテンを使う文書が増加。公文書だけ一般常識から離れているのではないか―。お役所文化の象徴とも言えるコンマを巡り、専門家会議で議論が進んでいる。
コンマの使用は52年4月、当時の官房長官が各省庁の事務次官に通知した「公用文作成の要領」で定められた。
共同通信:公文書のコンマ「,」なぜ?
というか、何も問題起きないからさっさとやめればいいのに。テンの文書とコンマの文書があちこち混在しても何も混乱は起きないでしょう。
それにしても、馬鹿馬鹿しい話でしょ?
一切無視して過ごした公務員時代
このルールがあるのは知っていました。私の勤めていた市役所でもそういうルールが一応あったようで、念のためにそういう指導を先輩職員から受けていた同期の職員もいました。
私も文章を見て、「ああ、そうなのか」という感じで知識には入れていましたが、私は一切そんなことは無視して文書を作成していました。
無駄でしょ?こんなこと。やったことありませんw
だって、ワープロだって普通は「、」が先に変換候補として表示されますからね。(当然ですが)
でも、細かい先輩職員がいたらしい職場のワープロは「、」を入力した時に「,」が最初に表示されるように辞書登録させているのもありました。
そういうワープロに当たった時は、逆に面倒くさかったです。
ちなみに入所当時のワープロと言えば、私のいた市役所では東芝のRupoでした。その後PCが導入されていき、一太郎の全盛、そしてWordですね。これまた最初の頃は「、」を入力した時に「,」が最初に変換されるように設定しやがる職員もいましたね。
おそらく、議会の議案などの文書とか部署によっては、こういう規則を徹底していたところもあったとは思います。
横書き文化に合わせたのか?
なんでこんな習慣ができたのか、全くよくわかりません。
1952年からスタートしたと先の記事には書かれています。戦後間も無くのことですね。
私が最初に知った時に「なんで?」と思いました。なんとかこの違和感を納得のいくように理解したいと思ったのが、横書き文化に合わせたのかな?ということでした。
英文は横書きですよね。で、文章の途中は「,」(コンマ)を使うのが英文です。それに合わせて、横書きの公文書はコンマ使いになったのかなと理解していました。
でも、それだと、英文の文末は「.」(ピリオド)ですから、横書きでも句点は「。」のままというどうも納得のいかないものとなって考えるのをやめちゃいました。
くだらないルール、ありすぎです。
まあ、そういう形式を整えて出す行政文書であるからこそ、権力機構の権威を保つことができるフォーマットというものなのかもしれませんね。
結論
それにしても、意味のない無駄な決まりでしょ?
これが、「ザ・お役所仕事」の一つでもあります!w
そう言えば、部署内の回覧文書に見た印の印鑑を押さないといけない部署とサインでいい部署とがありました。
お役所仕事、結構ブレがありますねw
このあたりは所属長の考え次第のものでもあるでしょうね。
それにしても、報道に「見直し検討」ってありますけど、そんな検討とか時間をかけなくても、鶴の一声で「やめよう!」で出来ることですけどね。
「桜を見る会」が総理の決断で来年は中止になったのですから、それと同じようにさっさと決めちゃけばいいと思うんですけどね。
検討←これもお役所しごとの一つですw